※D23EXPO JAPAN2015レポのもくじはこちら!
さあ!2015年のD23EXPO JAPANも、ついに最終プログラムを残すのみとなりました!
3日間に渡るお祭りのトリを飾るのは、
劇団四季 ディズニーミュージカル・オンステージ!
です!

ここまですでに数々の素晴らしいプログラムを見てきた私たち。
実は四季ステージの開演前は、疲れ果てて若干気が抜けたような状態で笑
「あ~…3日間楽しかったねぇ…」
と、やや撤収モードだったんですが笑、とんでもなかった!!!!!!
結果から言うと、
今までに見てきた全てのプログラムの中でも、
群を抜いて最高のステージだった!
これはもう、チケットが当たっただけで奇跡のように思えるので、
席は後ろでも全然仕方ない!(最後列から数えて4列目あたりでした。)
※以下、イチDオタがかなり勝手なことを喋っていますが、全て個人的な感想です…。
初心者の言うことだと思ってどうぞご勘弁ください…。
☆
まずは。
開演前に「観劇時の注意点」のアナウンスが流れるんですが、
これもジーニーが担当。※実際の「アラジン」の公演でもこうみたいですね。
↓すみません、詳しくは覚えてないのですが、大体こんな感じ…だったと思う…。
「ジーニーからの“3つのお願い”を守ってねん♪
ひとつ、上演中の写真撮影はご遠慮ください。
ふたつ、シアター内の飲食もダメ!
みっつ、後ろの人が見えづらくならないよう、
上演中は“前かがみ”にならず、背もたれに背をつけて見てね!」
続けて、劇団四季が今までに上演してきた&今も上演している
ディズニーのミュージカル作品のダイジェスト映像が流れます。
アラジン
美女と野獣
リトルマーメイド
アイーダ、
そしてライオンキング。
もう、この映像を見ているだけでアドレナリンが出る出る!!!!
これから始まるステージへの期待感をダイレクトに煽ってきます。
ゲストが固唾を飲んで見守る中、満を持してステージ上に姿を現したのは…
ランプの魔人 ジーニー!!!!
いきなり「アラジン」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
初演キャストである瀧山久志さん演じるジーニーが登場すると、
場内の盛り上がりは最高潮に!!
「アラジンは最初かラストか、どっちかな?」なんて思ってたけど、
オープニングでいきなりの披露でした!
一曲目は私も大・大・大好きな“アラビアンナイト”!
アニメ版では商人のぺドラーが歌うナンバーですが、
舞台版ではジーニー自らが歌い、そして踊ります!
(とはいえアニメ版の“あの”ぺドラー商人は、
実は英語版ではロビン・ウィリアムズが吹き替えているため、
「ジーニーが変身した姿である」という節が有力なようです。)
四季版(ブロードウェイ版)のアラジンは、まだ一度も見たことのない私。
ジーニーが歌いだしたその瞬間から、一瞬でこのステージの虜になっていました。
「ほ、本物のジーニーだ…!!!!!!」
今まで、日本のDオタにとって最高にして唯一のジーニー像は
山寺宏一さん(またはロビン・ウィリアムズ)だったと思うんですけど、
この日、お昼のブロードウェイプログラムに出演された道口さん、
そして夜の四季プログラムに登場した瀧山さん。
四季のジーニー達は、想像を遥かに超えてレベルが高かったです。
ご存じのとおり、映画版の「ジーニー」というキャラクターは、
声を担当した故・ロビンウィリアムズが
かなり自由に演技をつけたことで知られています。
(彼のアドリブに「絵の方を合わせて」アニメーションを完成させたそうで、
それ故に日本語吹き替え作業はかなり大変だった、
と以前に山寺さんがお話されていました。)
私は正直、こんなに完璧なジーニーを演じることができる人が
山ちゃん以外にも日本にいる(※しかも複数人)というだけで驚いてしまった…笑
さすがブロードウェイのプロダクションの演出家が来日して
オーディションから稽古までを監修しただけのことはある!!!!!
お二人とも、場内の全オタが釘付けになってしまうほどの、完璧なジーニーでした。
(※お二人の他にも四季にはジーニーを演じる役者さんがいらっしゃるそうです。)
この日の一曲目「アラビアンナイト」は、ジーニー、
そして艶やかな衣装に身を包んだアンサンブルやダンサーさん達、
歌も振りも衣装も演出も、もう全ての要素が素晴らしい!
ステージから絶え間なく放たれるのは、
極彩色に染められた、キャストの渾身のエネルギー!!!
私はもう1曲目から圧倒されて、脳の処理が追いつかない状態。
「なにこれ!?なにこれ!?!?!?
こんな四季、見たことないんですけど!?!?!?!」
まだ最初の1曲が終わっただけって嘘でしょ!?!?!?!?
早くも大感動の渦に巻き込まれて溺れそうだよ!?!?!?!?
全力で拍手を送りながらも、プチパニック状態に陥っていました。
☆
一発目の「アラビアンナイト」のインパクトが強すぎて、
なんかもう頭がパーン!となってしまったのですが、笑
覚えている範囲でのセットリストと、感想を以下にまとめます。
①オーバーチュア~アラビアン・ナイト(アラジン)
ご存じ・劇団四季が、世界最速でNYより直輸入したブロードウェイミュージカル
「アラジン」からのナンバー。
壮大な物語のはじまりを感じさせる、トランペットのファンファーレが
観客の高揚感を煽る「オーバーチュア」。
続く「アラビアン・ナイト」は、
映画版でも冒頭シーンに流れるおなじみの一曲ですが、
舞台版ではなんと8分以上に及ぶ大作です。
今回のD23ではほぼフルバージョンでの上演だったそう。
これを一度でも聞いて(見て)しまったが最後、
アラビアの世界の虜になってしまうこと請け合い…。
しょっぱなっから度肝を抜かれてしまいました…。すごすぎた…!
②ホール・ニュー・ワールド(アラジン)
続いても[アラジン」から。
アラジンとジャスミンが魔法の絨毯で空を飛びながらロマンチックに歌い上げる、
名曲「ホールニューワールド」。
誰もが一度は耳にしたことがある、アラン・メンケンの代表曲の1つですね。
この曲は、実際の舞台版だとあるスペシャルな演出があるそうで…。
早く四季劇場で見てみたいよう!!!!
そして「また後でね~」と言って華麗にステージを去るアラジンチーム。
ここでちょっと一息かな…と思いきや、
③サークル・オブ・ライフ(ライオンキング)
うえええええええぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?
ここで畳みかけるようにもうライオンキング出しちゃうのおおおおお!?!?!?
最初にアラジンが来たから、きっと
「サークルオブライフはトリだな」
と油断していました笑
四季のライオンキングは過去にも何度か見ているので、すごいのは知ってるんです。
知ってるんですけど、何回見ても最高なんですよ!!!!!
あのラフィキの歌声に、胸が震えないDオタって、いるの?
(※意訳=今回も最高だった)
ステージ上はまたも動物役のダンサーさん達でぎゅうぎゅうです。豪華すぎ!
プライド・ロック・サイコー!泣
④早く王様になりたい(ライオンキング)
またまたライオンキングから!
ヤングシンパとヤングナラが登場し、堂々と歌い上げてくれました!
四季劇場で見ている時も毎回感心するんですけど、
四季の子役さん達、まだあんなに小さいのに、
こんなに大きな舞台ですごいよなぁ…。
…というか、まさか子役まで連れてくるとは思わなかった。四季さん本気だ。
⑤愛を感じて(ライオンキング)
出ました!ライオンキングきっての号泣ナンバー!
個人的にも大好きな曲なんですが、最近は香港ディズニーランドの
「フェスティバルオブライオンキング」の印象が強くて、
四季版を聞いたのは久しぶりだったんです。
香港版はかなりしっとりした大人っぽいアレンジなので、
同じ曲でも印象は全然違いますね。(当たり前か。)
ナラ役の女優さんの凛とした美しさと、
芯の強さを感じさせる歌声が本当に恰好よかった!
☆
そしてここでステージには再びラフィキが登場…。
手に持っているのは…なんと魔法のランプ!笑
「これ(ランプ)、何かなぁ?」
といった表情で、ランプをステージに残して去って行きました。
ということは、続いてのパートはつまり…!
⑥フレンド・ライク・ミー(アラジン)
きました!ランプの演出から予想した通り、またまたジーニーの登場です!
アラジン、ライオンキングと続いてまたすぐアラジンだなんて、
どんだけ豪華なの!?(ありがたさにむせび泣きながら)
ここでは、ジーニーはポケットから(?)おもむろに
D23EXPO JAPAN限定販売のミッキーのぬいぐるみを取りだし、
「さっきそこの売店で買ってきたの。」
場内、大ウケwwwwwwww
そしてこの瀧山ジーニーがしゃべるしゃべる!
素人には「アドリブなのかな?」とも思えるようなマシンガントークで
会場をどっかんどっかん沸かせていましたが、
劇団四季には、基本的に「アドリブ」というものは存在しないそう。
(※例外的に、アラジンだけは一部アドリブありという話も聞きましたが、
この日は台本以外のことは話してなかったのではないかな。)
瀧山さんの「即興で喋ってる風」の演技はすごかった。
アドリブじゃない(※多分)。でもアドリブみたい。これこそがライブステージなんだと。
そして(前置きが長くなりましたが)言わずと知れた名曲、
フレンド・ライク・ミーの披露です!
この日の昼に見た道口さんのフレンドライクミーも素晴らしかったですが、
瀧山さんバージョンも最高でした。凄かったとしか言いようがない。
⑦あの声(リトルマーメイド)
続いてはリトルマーメイドです!
王子エリックが、一度会っただけのアリエルを想い、
しっとりと歌い上げるナンバー。
舞台化に当たって追加された曲です。
⑧恋してる(リトルマーメイド)
これも舞台のための追加曲。
アリエルのお姉さんたちが、カラフルなドレスに身を包んで歌い踊ります。
とーってもキュートだった!
⑨パートオブユアワールド(リトルマーメイド)
これは知らない人はいませんね。
私も大好きな曲です。
⑩アンダーザシー(リトルマーメイド)
リトルマーメイドパートのラストはもちろんこの曲!
海の仲間たちがたくさん登場し、賑やかなラストでした!
先日、リトマメ名古屋公演のスタートが発表になったので、
東京公演も少し取りやすくなるかな~。
⑪ピラミッドをたてよう(アイーダ)
私、アイーダもまだ見たことが無いのでとっても楽しみにしていました!
ミュージカル版「アイーダ」は、作曲エルトン・ジョン/作詞ティムライス、と
「ライオンキング」のミュージカルパートの音楽を手掛けたコンビが担当しています。
1曲目の「ピラミッドを建てよう」は、
男性ダンサーさん達のエネルギッシュなダンスがすごい!
ちょっとダークな雰囲気で、もっと近くの席だったら迫力すごかっただろうなー!
⑫迷いつつ(アイーダ)
またまた「アイーダ」から。
主人公アイーダの恋の相手・ラダメスが歌うナンバーですが、
「あれ、あのラダメスなんか見覚えが…」と思ったら、
年明けに見た「マンマミーア!」に出演されていた阿久津陽一郎さんでした。
かなり人気&実力のある役者さんだそうで、
四季ファンのお友達が「ギャー!」ってなってました笑
現在は上演されていない演目ですが、
再演してくれたらぜひ見に行きたいです!
⑬愛せぬならば(美女と野獣)
さてさて、ここからは「美女と野獣」パートです!
1曲目は舞台のために追加された曲。野獣のソロです。
実は私、年明けに「美女と野獣」の仙台公演のチケットとってるんですー!
「愛せぬならば」をフルで聴けるの、すごーく楽しみにしてて!
キャストは違うだろうけどワクワク!
⑭美女と野獣(美女と野獣)
最後はポット夫人が歌う「美女と野獣」!
野獣とベルのダンスシーンが素敵でしたが、
ベル…せっかく登場したのに1曲も歌わなかった…気がする!?(贅沢!?)
⑮フィナーレ
フィナーレはカーテンコール形式で、1作品ずつ代表曲が流れ、
キャストさん達が再登場!
☆
全体の流れはこんな感じ!めちゃくちゃ豪華!絢爛!!!!!!!
⑮フィナーレは本当に豪華で、前半パートに出てきたアラジンやライオンキングの
楽曲がもう一度流れたのも嬉しかったし、アンフィシアターの円形ステージいっぱいに
アラジンやらシンバやらセバスチャンやら野獣やらが勢ぞろいしてて!
何この豪華さ。ちょっと考えられない…!
しかも会場内通路にも、かなり後方まで役者さんやダンサーさん達が来てくれて、
私もライオンキングのシマウマさん(だったと思う)とハイタッチしちゃった!
そして観客席からは、あふれんばかりの拍手とスタンディングオペーションが。
私、よほどのことが無いとスタオペってしようと思わないんです。
(別に他意があるわけじゃないんですけど、毎回やるものではないと思ってる。)
でもこの日はね、立つしかないと思った。
一生忘れられないくらいに素晴らしかったから。
この感動を、キャストさんや運営さん、D23サイドにも伝えなければと思ったから。
そして手が痛くなるくらいに拍手を送りました。そうせずにはいられなかったよ…。
このステージに携わった全ての方にありがとうを言いたい…!!!!!
四季オタじゃなくても、ちょっと平静を保てないようなフィナーレでした…。
☆
今回のステージでは、全5演目・計14曲ものディズニーナンバーが披露されました。
昼に見た「ブロードウェイ」公演との決定的な違いは、
単に「歌」を披露するだけでなく、
きちんと「ミュージカル」として完成した形で1曲1曲を見せてくれたこと。
もちろんブロードウェイ公演も、世界レベルのシンガーさんたちを
お招きくださっていたわけなので、どの曲も最高に素晴らしかったんですけど、
「その役柄を実際に演じている(いた)人の“持ち歌”」
というのはやっぱり段違いに素晴らしいものだなって思ったんです。
(ジョシュのターザンとかね。)
そういう観点から言えば、四季公演は全員が持ち歌だからね!
そして、「連れてきたキャストの数がすごかった」!!!!!
おそらくいくつかのシーンに繰り返し登場した方もいらっしゃるでしょうが、
どの演目でも「ステージがぎゅうぎゅうに見えるくらいの人数」の
キャストさんが出演されていました。なんて、なんて豪華なの…泣
(劇団四季さんの公式サイト によると、なんと総勢106名もの
キャストさんを引き連れての公演だったようです!すごすぎる!)
皆さん、通常公演の合間にこのリハーサルをこなし、
この舞台を届けてくれたのだと思うとそれだけで泣けます。
なんというプロ根性…!!!!!!!
昼間のブロードウェイ・プログラムを見た感想も併せてですが、
四季ってこういう方達の集まりだったんだと思ったら、
(生意気な発言で本当に本当に恐縮ですが)見る目が変わりました。
今までは年に1回見に行くかどうかというくらいのスーパーライトなファンだったけど、
もっともっとこの劇団のステージを見てみたいと強く思いました。
☆
2015年のD23EXPO JAPANでは、計5本のプログラムを見ることができたけれど、
一番涙が出たのは、実は2日目のTDRプログラムでした。
でも、TDRには個人的な思い入れがかなりある分、
泣いたり笑ったりが他より多いのは当たり前。
四季に関しては、そこまでの強い想いは持っておらず、
そして席もとっても後方でした。
なのに、パフォーマンスが始まったら一瞬で圧倒されて、
身動きできないくらいに心を鷲掴みにされた自分がいました。泣く暇もないくらいに!
「俺たちはここまでできるんだ!」
という、四季の意地とかプライドとか、
そんなものがガンガン胸に突き刺さって来るステージでした。
文句なく、全てが素晴らしかった。
同じ日に本場ブロードウェイのシンガーも同じ舞台に立つのですから、
両者が比較されるのは必至。
でも、この日の四季のステージを見て「ブロードウェイよりレベルが低い」と
思ったゲストはいなかったのでないでしようか。
四季にそう詳しくない私でもお顔とお名前を拝見したことのある役者さんが
何名もいらしてましたから、四季の運営側としても、
このまたとない営業と機会を逃すまいと、全身全霊で挑んで来たに違いない
…と感じました。
このステージ以上に、3日間のトリを飾るにふさわしいプログラムは無かったでしょう。
私は四季オタではないけれど、このプログラムに当選できたことは今でも
今年最大のラッキー事件だったと思っているし、神様に感謝したいです笑
本当に、奇跡の一夜と言ってもいいステージでした。
☆
はあー長くなってしまった。…けどどうしても書きたかったの!
いろいろ見て、たくさん感動した3日間だったけど、
最後が四季で本当に良かった。
もう、最初の「アラビアンナイト」1曲で、「四季の会」に入ろうと思いました笑
劇団四季さん、本当に素晴らしいステージをありがとうございました!
次は必ず四季劇場に「アラジン」を見に行きたいと思います!
実は最後の最後に、客席に帽子を忘れるなどという
ハプニング(というかただのドジ)もありましたが、
これにて三日間・全てのプログラムが終了です!
おつかれさまでしたー!!!!!!!!!!
一生の思い出に残る3日間でした!
(TDSクリスマスの話に続きますー!)
最近のコメント